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米屋の産地貢献~報告編~

2017年1月30日

今回JA越前丹生環境保全型農業推進部会 様

のご依頼で、1月22日日曜日に福井県にて講演を行ってきました。

 

①消費地の現状・②流通の現状

コシヒカリが5㎏1,480円(税込1598円)のセールの対象になっている。
 

仮定条件「検査1等米」としてのお話ですが


1480円÷5㎏=296円
コストがキロ袋代10円輸送費10円精米賃10円は
最低かかるので販売原価利益なしとして266円/㎏
これを玄米換算すると、14231円/玄米1俵
産地→消費地の輸送費が500円/俵

 

JA産地出荷または集荷業者出荷13731円と現場では

言えませんでしたが、
 

末端の量販店が利益を取らずに販売している現状をご理解願いたい。
 

さて、ここで得をしているのは
『消費者』『農協』さんなのです。
これでは、農家さんも
永続的に栽培することができなくなってしまいます。

農家さんとしては、
①生産の効率性をあげる
②とびきりよいものと、そこそこで多収穫の品種を作る

③販売経路のリスク分散

④最終目標としては、補助金に頼らず農家を経営できる。

が生き残る条件であるとおもっています。

しかしながら、農家さんからの質問事項として多かったのは、
「食味計」「味度計」「GAP」「肥料」

「計測機器」に関しては、数値化することで評価をすることができますが、数字狙いの栽培になる可能性もあります。
いかに客観評価をしてもらえる環境を整える事が重要に
思います。

実際点数の出にくい品種や産地があります。
最終的には官能試験でないとわからない部分が多いのです。

 

「GAP」最近日本でも東京オリンピックを控えて、生産物の
生産工程の管理の説明が各地で行われています。取り組むのは

いいとは思いますが、果たして消費者ニーズに伴っているのかは、疑問といえると思います。

 

「肥料」に関しまして、米屋の立場からすると、土と向き合いイネの生育過程をよく観察しながら足りない肥料を与える、
なるべく自然に逆らわず、大切に育てて頂ければ、
日本人のDNAに響くお米の仕上がりになると思っています。

米屋の産地貢献

2017年1月19日

米屋さんにできること

それは、農家さんに消費地の情報をお知らせすること

今回JA越前丹生環境保全型農業推進部会 様

のご依頼で、

①消費地の現状

②流通の状態

③米屋としての立場

の3本を中心に熱く語ってきます!

福井県では新品種の「ポストコシヒカリ」の

試験栽培が本年より始まります。

他県のブランド化の成功例、現場の状態なども

あわせてお知らせしていこうと思っています。

​さぁーて、農家さんの反応が楽しみです!!

米屋の地域貢献

2016年11月7日

米屋さんにできること

本来米屋さんは「地域の食糧庫」

としての役割も担っていました。

しかしながら、販売の規制緩和などで

現在件数が高齢化に伴って減少しています。

 

​今回、「さたけん家」の水木様とご縁がありまして、

お米の供給を支援することにしたのですが、

支援ではなく、持続可能な関係性の構築のほうが

重要ではないか?との結論に至りました。

うちは、あくまでサプライヤーですが、

生産者・産地業者さんとこられる方々、

三方「赤字なし」が一番ではないか?
とのことで、今回このプロジェクトを機に

ほかのどの地域の米屋さんでも地域とつながり、

継続的に食べられない子供たちに少しでも

おいしいお米を食べてもらう事。またその感想を

産地サイドにどんな形でもいいので、「お礼」をすることで、最終的に「食農育」を推進するのも目的の一つになっています。

ご興味のあるお米屋さんはお気軽のご連絡ください。

参考資料はこちらから閲覧できます。

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